「法定後見」における「後見」とは、どの程度の被後見人の状態をいうのでしょうか。「法定後見」の3つの区分「補助」「保佐」「後見」のなかでは、「後見」はサポートを必要としている本人の判断能力がもっとも失われている状態をあらわしているようです。一人では外出もままならず、会話などでの意思疎通も困難であるといったような様子によって弁護士、司法書士、ご家族などが後見人として選定されるようです。「補助」「保佐」「後見」の区分のなかでは、それぞれサポートする側の人びとのできることが異なってくるようですので、それぞれのサポートが可能なボーダーラインを確認しておくことがポイントとなりそうです。どの区分においてもご本人の意思や希望が尊重されることが大切です。